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「SP-1ビール酵母細胞壁」免疫力向上の可能性がある

研究開発担当者が語る「SP-1ビール酵母細胞壁」の特別な働き

免疫力向上の可能性がある

「SP-1ビール酵母細胞壁」とは?

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指原浩一

「SP-1ビール酵母細胞壁」研究開発担当指原浩一

ポイント「SP-1ビール酵母細胞壁」のポイント

  • アサヒグループの100年にわたる「ビール酵母」の研究で発見された健康成分。
  • さまざまな試験によってIgA抗体量の増加・白血球濃度の低下に対する予防効果など、免疫力を向上させる可能性が明らかになっている。
  • ヒト試験によって、免疫力スコアの改善、疲労感を低減するという結果も確認されている。

アサヒグループの100年にわたる「ビール酵母」の研究で発見された健康成分

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アサヒグループの前身である大日本麦酒の馬越幸次郎が栄養酵母を開発したのは1916年のことでした。アサヒグループではビールやワインの酒類を発酵させるためだけでなく、発酵終了後の酵母を医薬部外品、健康食品、調味料などに幅広く活用しています。そして、そのさまざまな機能性について、2000年代から研究を続けてきました。

その研究の中で、「乾燥ビール酵母」の肥満予防効果や「ビール酵母エキス」の肉体疲労予防効果が明らかとなりました。そして、「SP-1ビール酵母細胞壁」は免疫力向上に関わる成分として発見され、「サッカロマイセス パストリアヌス(Saccharomyces pastorianus)SP-1由来酵母細胞壁」であることから、「SP-1ビール酵母細胞壁」と名付けました。

酵母細胞壁とは、細胞の外側を取り囲む膜のことで、グルカンなどの食物繊維が主成分です。

参考図

免疫力を向上させる可能性が期待できる

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マウスやヒトへの試験の結果、「SP-1ビール酵母細胞壁」には体内の免疫細胞にはたらきかけ、免疫力を高めることで、外敵や異物の侵入から身を守る可能性があることがわかっています。

「SP-1ビール酵母細胞壁」の有効性データ ①

マウスに「SP-1ビール酵母細胞壁」を混ぜた餌を摂取させ、「SP-1ビール酵母細胞壁」による免疫力改善効果を検証しました。4週間後の糞便中IgA抗体(※)量を測定しました。
その結果、SP-1ビール酵母細胞壁の摂取により、糞便中IgA抗体量が増加しました
この結果より、腸内のIgA抗体量も増加している可能性が考えられます。

※病原菌やウイルスなど外敵の侵入を防ぐ抗体の一種

グラフ

Mean±SE, *p<0.05, # p<0.1
「SP-1ビール酵母細胞壁」0%群と比較して有意差あり

「SP-1ビール酵母細胞壁」の有効性データ ②

免疫力を抑制させたマウスに「SP-1ビール酵母細胞壁」を混ぜた餌を摂取させ、「SP-1ビール酵母細胞壁」による免疫力改善効果を検証しました。
その結果、「SP-1ビール酵母細胞壁」の摂取により、免疫で中心的な役割を果たす白血球の濃度の低下を防ぎました。

グラフ

Mean±SE, *p<0.05, # p<0.1
免疫抑制・「SP-1ビール酵母細胞壁」0%群と比較して有意差あり

「SP-1ビール酵母細胞壁」の有効性データ ③

「SP-1 ビール酵母細胞壁」を含む餌をマウスに28日間摂取させ、インフルエンザウィルスに対する抵抗性をみました。その結果、「SP-1 ビール酵母細胞壁」を摂取した群は、摂取していない群と比べて肺中のインフルエンザウィルス量が抑制されました。この結果から「SP-1 ビール酵母細胞壁」によってインフルエンザウィルス感染に対する抵抗性を高める可能性が期待されます。

グラフ

*p<0.05 対照群と比較して有意差あり

出典:2018年6月 アサヒグループ調べ

「SP-1ビール酵母細胞壁」の有効性データ ④

疲労を自覚し免疫力スコアが低い111人の男女を2つのグループに分けて試験を行いました。その結果、「SP-1 ビール酵母細胞壁」を摂取したグループでは、摂取していないグループに比べて8週間で免疫力スコアが改善!

グラフ

平均値±標準誤差
## p<0.1 摂取前と比較して有意差あり
*p<0.05 プラセボと比較して有意差あり

出典:K Sashihara etal:Jpn Pharmacol Ther. 46(12),2031-2041(2018) データ一部改編

コラム

免疫力スコアとは

免疫力スコアは、ストレス、病気、老化の影響を受けやすい免疫機能に絞り、スコア化して合算した値で、免疫力を客観的な数字として評価判定したものです。得点が高いほど免疫機能が総合的に良好であることを意味します。

※東京医科歯科大学名誉教授の廣川勝昱先生らが開発した評価方法

免疫力スコアとは

疲労感を低減することが期待できる

「SP-1ビール酵母細胞壁」の有効性データ ⑤

疲労感が高く、免疫機能が低下傾向の40-59歳の男性を対象とし、3つのグループに分けそれぞれに「SP-1ビール酵母細胞壁」を含まないプラセボ、1500mg、3000mgを含むサプリメントのいずれかを摂取させる試験を行いました。

グラフ

摂取8週目
Mean±SE,**p<0.01 プラセボ群と比較して有意差あり

その結果「SP-1ビール酵母細胞壁」の摂取により、白血球の一種であるNK細胞が増加しました。また、POMSアンケート(※)の疲労スコアT得点を算出し比較した結果、摂取前と比較して疲労感の低減が認められました。

※Profile of mood states:疲労感など感情状態を評価する調査票

グラフ

摂取8週目
**p < 0.01 , *p < 0.05 摂取前と比較して有意差あり

出典:K Sashihara etal:Jpn Pharmacol Ther. 45(8), 1317-1330(2017) データ一部改編